睡眠で本当に大事なのは「時間」ではなく、眠りの「質」だった

睡眠で本当に大事なのは「時間」ではなく、眠りの「質」だった

「睡眠は大切」と頭では分かっていても、忙しくて十分な睡眠時間を取れない人もいることでしょう。慢性的な睡眠不足が続くと、「こんな生活で大丈夫だろうか…」と心配になってしまいますね。でも、睡眠時間を気にするよりも大切なことがあります。

現代人が慢性的に陥る睡眠不足

昔の人間は、日の出とともに起きて日没とともに寝る生活をしていました。しかし、人工的な照明の開発と進歩とともに眠らない社会へと変化しています。コンビニを始めとする24時間営業の店が増えるに従い、夜勤に就く人も増えました。テレビやスマホが普及し、夜更かしする人も珍しくありません。

こうした生活スタイルの変化やストレスにより、現代人は慢性的な睡眠不足に陥っています。その影響は集中力の低下を招き、思わぬ作業ミスを起こしやすくなります。免疫機能も低下するので、感染症やアレルギー性疾患の発症リスクも高まるでしょう。精神面にも影響があり、現代病であるうつ病の一因ともなっています。

睡眠で本当に大事なのは、「時間」ではなく、眠りの「質」

睡眠不足を補おうとして休日にたっぷり寝だめをしたにもかかわらず、かえって頭痛やだるさで不調になってしまった経験はありませんか?睡眠時間は、長ければ長いほどいいというわけでもありません。短時間睡眠でも、活動的に過ごしている人もいますね。睡眠においては、時間よりも質が重要となります。「○○時までに寝なければ!」と無理して床についても、なかなか眠りに入れなければプレッシャーが高まって逆効果です。また、眠りが浅くて何度も目を覚ましてしまうような睡眠も、疲れがスッキリ取れません。「どれだけの長さを寝たか」よりも、「どれだけ熟睡できたか」という点を重視するようにしましょう。

眠る時間がとれないのであれば、睡眠の質を向上させよう

人間は体温が下がるタイミングで眠くなります。そのため、眠る前に入浴して身体を温めておくと、体温が下がるときにスムーズに入眠できます。
ゆっくり入浴している暇のない人は、眠る前に温かい飲み物を飲みましょう。同様の効果が期待できます。おすすめはホットミルク。寝つきをよくする「トリプトファン」が含まれているので最適な飲み物です。
帰宅時間が遅くなったからといって、就寝前にお腹いっぱい食べてしまうと、就寝中も胃腸が活発に動いて眠りが浅くなってしまいます。質の良い眠りのためには、消化の良い食事を腹八分目に済ませると良いですよ。どうしても小腹が空いてしまう時は、ぜひホットミルクを試してみてください。

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