1964年に米国の高校生ランディー・ガードナー君が、クリスマス休暇の自由研究のために、それまでのギネスブックの断眠記録260時間に挑戦することを思い立ちました。もともと彼は、1日平均7時間弱の睡眠をとる普通の高校生でしたが、睡眠の専門家の立ち合いのもと、264時間12分の断眠記録を打ち立てて、ギネスブックに新記録と認定されました。
断眠マラソンが終了したあと、ガードナー君は14時間40分眠り続けました。そのあとも数日間は通常よりも長い睡眠時間をとっていましたが、次第にもとの生活パターンに戻って高校生活を続けました。身体的にも精神的にも、全く後遺症は残りませんでした。
これ以降も断眠記録に挑戦する人はいましたが、「眠らないこと」が明らかに人体に危険であることから、ギネスブックでは断眠記録を載せなくなりました。
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