「朝起きたら鼻がムズムズする」
「子どもが夜だけ咳をする」
「冬に限らずいつでも、にくしゃみ鼻水が多く出る」
……そんな症状に心あたりはありませんか?
実はその原因……布団に潜むアレルゲンかもしれません!!
家族の健康を守るためには、日常の中にある原因を見つけて、しっかりと対策することが大切。
今回の記事では、小さなお子さんや敏感な体質の方がいるご家庭にもわかりやすく、布団のアレルギー対策について紹介します。
【目次】
1.アレルギーの原因は布団にあった?
2.まずは確認!布団のアレルゲンチェックポイント
3.今日からできる布団のアレルギー対策5選
4.アレルギー対策におすすめ!便利アイテム紹介
5.まとめ:布団ケアで家族の健康を守ろう
1.アレルギーの原因は布団にあった?
布団の中には、
- ダニの死骸やフン
- ホコリ
- カビ
- 花粉
などのアレルゲンがたくさん潜んでいます。
特にダニは、人の皮ふや汗をエサにしており、暖かくて湿気がある布団の中は、まさに快適な住処。
そのため放っておくと、気がつかないうちにどんどん増えてしまいます。
これらのアレルゲンを吸い込むと、アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎など、さまざまな症状が引き起こされることがあるのです。
特に日本は高温多湿な環境なのですが、布団の進化もあって、昔よりも敷き布団も掛け布団も高密度だったりして、暖かいけれどもアレルゲンが増えやすい状態だったりもするので、注意が必要なんですね。
2. まずは確認!布団のアレルゲンチェックポイント
次のような環境は、アレルゲンが増えているサインです。
あなたの家ではいくつ当てはまるでしょうか?
-
布団を1週間以上干していない
-
シーツを2週間以上洗っていない
-
ペットと一緒に寝ている
-
寝る場所がフローリングやカーペットの上
-
朝起きたときに鼻水やくしゃみが出る
2つ以上当てはまったら、早めの対策を始めましょう!
3. 今日からできる布団のアレルギー対策5選
シーツ・カバー類は週1で洗濯
肌に直接触れるシーツや布団カバー・枕カバーは、綿素材など洗えるものを選ぶのが基本。清潔を保つためにも、こまめな洗濯が必要です。
ダニの死骸やフンを取り除くために、シーツやカバー類は週1回以上の洗濯が理想です。
可能であれば60℃以上のお湯で洗濯することで、ダニを死滅させることができます。
布団を天日干し or 布団乾燥機でしっかり乾燥
湿気があるとダニが繁殖しやすくなります。
できる日は天気の良い時間に天日干し。
雨の日やマンション住まいなら、布団乾燥機やサーキュレーターを使って、室内でもしっかり乾かせましょう。
特に敷布団は湿気がこもりやすく、手入れを怠るとダニが繁殖しやすいので注意が必要です。
掃除機や布団クリーナーで吸い取る
布団の表面に付いたホコリやチリはもちろん、繊維の奥深くに入り込んだダニの死骸やフン、ハウスダストなどのアレルゲンは、目に見えにくいため放置されがちです。
しかし、これらをそのままにしておくと、アレルギー性鼻炎や喘息などの症状を引き起こす原因になります。
そこで活躍するのが、専用の布団クリーナーです。
特に高機能なタイプは、UV除菌・たたき・吸引といった複数の機能を備えており、布団の繊維の奥に潜むアレルゲンまでしっかりと除去してくれます。
細かくて吸い取りにくい粒子にも対応できるため、日常的なアレルギー対策として、とても頼もしいアイテムです。
防ダニ加工の寝具を使う
防ダニ加工されたシーツやカバーは、ダニの侵入をブロックする効果、特殊な素材を使用したものが多くあり、特に敏感肌や赤ちゃんのいる家庭にはおすすめです。
毎日のお手入れにちょっとした工夫を加えるだけでも、アレルゲンの蓄積を抑えるよい結果につながります。
防ダニ加工の寝具を組み合わせることで、ダニが侵入しにくくなり、長期的な清潔維持に役立つでしょう。
空気清浄機で部屋全体の対策も
ハウスダストや花粉などの空気中のアレルゲンを吸い込まないようにするには、空気清浄機の活用も有効的です。
特にベッド周辺はホコリやアレルゲンが多くたまりやすい場所。
高性能な空気清浄機を置くことで、空気中のアレルゲン対策ができて寝起きにくしゃみ鼻水がでやすいという場合にも、効果的です。
また、寝室の湿度は50%以下に保つと、ダニの繁殖を抑えることができるので、乾燥機やエアコンなどを利用して除湿していくのもよいでしょう。
4. アレルギー対策におすすめ!便利アイテム紹介
UV除菌+たたき+吸引の3ステップで、布団の奥に潜むアレルゲンをしっかり除去。
忙しいご家庭でも毎日3分で布団ケアが可能です。
コンパクトで使いやすく、高温風でしっかり乾燥。
雨の日の室内干しにも便利。
部屋の空気を循環させ、湿気をためにくい環境をつくるのにぴったりです。
5. まとめ:ふとんケアで家族の健康を守ろう
アレルギー対策は、100%でなくてもよいので、毎日の小さな習慣の積み重ねがポイント。
布団のアレルゲンを減らすには、
-
洗濯(週1)
-
乾燥(天日または乾燥機)
-
掃除(クリーナー)
をセットで行うのが重要です。
毎日の生活の中で、少しずつ意識を変えるだけでもとても大きな効果が期待できます。
目安としては月に1回程度、寝具全体の見直しと、まとめての手入れを行うこともおすすめです。
家族みんなが笑顔でぐっすり眠れる毎日を目指して、今日から一歩踏み出してみませんか?
ご家庭に合った方法を選びながら、清潔で安心な寝室環境を整えていきましょう!!
この先生が監修しました。
Dr. マイケル・リー
アメリカ Duke(デューク)大学卒業。大学病院で医師として様々なライフスタイルの患者を治療。
アメリカの大手製薬メーカーで医療製品開発の実務経験を積んだ後、2012年レイコップ株式会社を創業。
代表開発者としてBetter Quality of Life(人々の暮らしをより健康で豊かに)に関連した製品を開発。