チリダニは高温多湿を好むので、秋になり気温がぐっと下がってきたら心配無用・・・と思ったら大間違い。確かに、夏(6~8月)はチリダニの繁殖シーズンで、生きているチリダニの数がもっとも増える季節です。しかし、秋は夏の間に繁殖したチリダニの死骸やフンがたまっているのです。
チリダニの寿命は2~3カ月で、メスが死ぬまでの間に産む卵の数は50~100個といわれています。生育に適した環境であれば、チリダニはねずみ算式に増えていきます。チリダニは1日に6個程度のフンをするので、仮に3カ月生きたとすると、1匹のダニが540個のフンをすることになります。
また1匹が100個の卵を産んだとすると、その100匹が一生でするフンは54,000個にも上ります。さらに厄介なのが、チリダニの大きさは0.1~0.3mm程度ですが、フンは0.01mmほどで、体の数十分の一の大きさです。このようにフンや砕かれた死骸は非常に小さく、取り除かないとアレルギーなどを引き起こす原因になるといわれています。
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